若専親父のエロエロ人生・思い出話

不細工な容姿のくせに若い男に目が無いオヤジです。いつの間にかゲイ歴約30年。これまでの体験談や思ったことを徒然なるまま、赤裸々に書いていきたい。同じような趣味趣向の同朋の方々、年齢不問で同時代を生きてきた方々、是非コメントの書き込みをお願いします。互いに思い出をシェアできると嬉しいです。

カテゴリ: 九州一周 1997

熊本から次に行く予定だった長崎までは直行バスがあった。バスターセンターに行くと、バスの発車時間まではまだ時間があったので周辺を観光することにした。バスセンターの直ぐ横には岩田屋デパートがあって、その屋上からは熊本城が綺麗に望めたのを覚えてる。2016年の震災で壊滅的な被害を受けたんだよな。そして、あのデパートも今はもう無いらしい。

ゲイ雑誌で読んだのだが、このバスセンターは発展場になっていたようだ。発展場というと人通りが少ない場所を想像してたが、ここは町の中心地と言っても良い場所。ホントにこんな場所が発展場なのかなぁ・・と思いつつ、時間つぶしのために一通り探索した。が、それらしき場所は見つけられなかった。まぁ、日曜日の昼間だし当然と言えば当然だった。

この一週間のことを思い出した。大分に始まり宮崎、鹿児島、そして熊本での二泊。期待以上のヤリ旅だったわけで満足はしたものの同時に何となく空しさも感じた。

印象に残った人は、大分で夜中二人きりになった時にやられた田舎オヤジ、鹿児島で出会った色黒オネエ兄貴、そして前日にやった小柄でガッチリしたオッサン。鹿児島では媚薬初体験もした。たった一週間なのに色々な経験をしたように思う。

バスの時間は来たけど、俺は長崎行きのバスに乗らなかった。少し感傷的になってて体が動かなかったような気がする。近くの喫茶店にはいってボーとしながら時間を過ごした。そして、夕方前のバスで福岡に戻り翌日、東京に帰ることにした。

九州一周ハッテンの旅はここまで。

長崎の喜楽会館には翌年だったか行った。熊本には10年位前にも二度ほど行った。全国に店舗を構えてたから、その他にも、札幌、仙台、新潟、浜松、静岡、広島の店にも行った。現在、鹿児島店とほか2,3店舗はまだ営業してるらしいが、他は全て閉店したようだ。Google Street View で店があった場所を探してみると、大分や宮崎の店があった場所には痕跡すらなく新しいビルが建っている。熊本は建物は残っているものの完全に改装されてアパートっぽくなっている。線路沿いにあった鹿児島店は、ほぼ昔のまま、Google Street View で看板もはっきり見ることができる。

ああいう昭和の雰囲気を残す淫乱旅館って何故かそそられた。実は東京にも同じような雰囲気の店があって、一通り喜楽会館巡りが終わった頃から行くようになった。新宿大久保にあった新宿ビジネスインだ。2003年頃に閉店するまで何度となく通ったなぁ。その話はまた後日。


今日の一枚 「色黒スリムなタイボーイ」
こんな子とは夢の中でしか会えない。。。

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どれくらい寝てただろうか。俺が目を覚ますと隣にオヤジがまだ寝てた。ティッシュで拭き取ったとは言え俺の腹はまだカピカピな感じで違和感がある。呆然として色々と考えてたらオヤジが目を覚ました。時計を見て『もうこんな時間だ、帰らないと・・』とオヤジが言った。2人でまた風呂に入ったあと、オヤジは帰り支度を始めた。『あの部屋、朝まで使っていいから』と言うと足早に帰って行った。11時を回った頃だったかな。

俺は部屋に戻って一人で寝た。なんか空しいというか寂しい感じがして寝付けない。12時を回りラウンジも閉まった後、1階で缶ビールを買ってきて一人で飲んだ。少し眠気はきたが目が冴えたままだ。さっきまでオヤジと居た布団の中で眠れずに時間が経った。

2時過ぎだったか、俺は脱衣場の洗面所の前に居た。眠れないしムラムラ感も治まらずに、誰も居ないのを良いことに俺は浴衣を脱いで裸になり洗面台の鏡の前に立った。自分の裸体を見てエロくなるなんて・・・。😅

そんな時、誰かが階段を降りてくる音がした。俺は急いで風呂に入り湯船に浸かった。磨りガラス越しに誰かが脱衣場に居るのがわかる。そして、浴衣を風呂の入口横に掛けて・・風呂場のドアが開いた。俺も浴衣を掛けてたから、その人にも誰かが風呂に入ってるのはわかったはずだ。風呂場はL字型をしてて入ってきた人から湯船に居る俺の姿は見えない。でも、俺の方からは洗い場前の鏡越しに下半身だけは見えた。色黒で骨太のあの足・・・昨日の廊下ですれちがったオッサンだった。

湯船の俺に気付くと、一瞬互いに目があった。
人間の目って凄い。一瞬なのにオッサンの全身をスキャンできる。当時で言うところの “ランニングシャツ” の跡がしっかりわかるほど日焼けしてて、腹の辺りから秘部にかけて毛深く、そこから重量感のあるモノが出ていた。オッサンは俺のことを気にすることなくシャワーを浴び体を洗う。そして直ぐに風呂を出て行った。俺はドキドキしてたが、オッサンが居なくなってから風呂を出て2階に上がった。

2階に上がって直ぐの所にある6畳くらいの相部屋を覗いてみた。誰か奥で寝てたがオッサンは居ない・・・そう思ったときに後ろからガッツリ抱きしめられた。さっきのオッサンだ。

部屋に押し込まれて壁際に立たされ、うも言わせぬ勢いで俺の浴衣の胸ぐらをガバッと開いて両乳首をつままれた。あの頃は既に乳首が感じるようになってたから痛いのを通り越して滅茶苦茶気持ち良くて思わず声を出してしまった。オッサンは俺の顔をじっと見つめたまま俺の乳首を抓り、時折り乳首に吸い付いて甘噛みした。気持ちいい・・。強引にキスもされた。そして浴衣の上から俺のモノを掴み、硬くなったところで跪くような格好で俺のモノを口に入れた。あまりの気持ちよさに、俺は腰が砕けるような格好で壁に寄り添いその場にしゃがみ込んだ。開かれた股の間にはオッサンの頭があった。その頭を抱えるように俺もオッサンの頭を動かした。そしてまたキス。オッサンの舌と俺の舌が絡み合う。

俺は後ろに押し倒すような格好でオッサンを仰向けに寝かせ、今度は俺がしゃぶった。長さは普通だが太さが半端ないカリ高なイチモツだ。誰かが寝ている直ぐ横でヤル行為に俺は興奮した。

『これ、入れてください』恥ずかしかったが俺はオッサンにお願いした。
『ああ、いいぞ。俺の上から乗っかれ』と。。

俺はオッサンの硬いモノを手に取って、その上にゆっくりと腰を落とした。俺のケツにすっぽり収まるとオッサンはまた俺の乳首をつまんで刺激した。俺は自分でケツを上下させながら、気が狂いそうで、どうなってもいいと思えるくらい気持ち良かった。そして、オッサンのモノをケツの中にいれたまま、俺は自分でしごいてイッタ。

オッサンの上からゆっくりと離れ、まだ半勃起してたオッサンのモノをティッシュで拭こうとしたとき、ぷ〜んとアノ香りがした。俺の体の中にオッサンのモノが流し込まれてたがわかった。頭がクラクラするほど興奮して、俺はまだ濡れたままのオッサンのイチモツを口に咥えた。亀頭のカリ部分を舐め回すとオッサンは感じてウォーと低い声をたてた。

無言のまま一緒に風呂に入り、俺は個室に戻って一人で寝た。
朝起きたときにはオッサンはもう居なかった。

このオッサンとは半年以上経ってから別の場所で偶然出会い、何度か関係が続いた。肉体労働系だと思ってたが、実はとある役所の職員で、天草で海洋研修のために短期間だけ熊本に居たらしい。喜楽会館に行ったのはその時が初めてだったらしく、前日にやったオヤジさんが「前にも見た」と言うのは嘘だったことがわかった。この世界で調子の良い人って嘘つきが多いのかも。

9時過ぎに喜楽会館を出て夕方まで時間があった。俺は昔住んでた町に行ってみた。俺が住んでたのは10年以上前だし駅前の様子も町の様子もすっかり変わってた。初体験した公園も綺麗に整備されて昔の面影は全く無い。ここも過疎が進んでるんだろうな、週末というのに町ゆく人影も少なくなったように感じた。そんな感傷に浸りながら昔の記憶が蘇る。まだあの時のオヤジはこの町に住んでるんだろうか。。。

3時までには熊本に戻り、昨日のオヤジとの待ち合わせ場所、喜楽会館近くの喫茶店に行った。約束をしたもののオヤジが来るという確証は何も無い。時間が来てもオヤジは現れなかった。まぁそんなもんだよな・・・と失望感と脱力感に見舞われながら俺は喫茶店を出た。行き先は喜楽会館しかない。

まだ4時前だし、俺は少し遠回りをして喜楽会館に向かった。その途中でなんとオヤジとバッタリ出会った。オヤジが小走りで俺の方に来て、「待ち合わせ場所に来なかったから諦めようとしたけど、喜楽に行けばまた会えるかもしれないと思った」と言う。俺は待ち合わせの喫茶店で30分以上も待ったことを伝えると・・互いに違う喫茶店で待ってたことがわかった。でも、なんか嬉しくなって失望感は吹き飛んだ。

あの頃って、まだスマホも無い時代だから連絡を取る手段がなくて待ち合わせ場所で会えないことは何度かあった。今なら LINE などで連絡したり居場所を知らせることもできるんだが・・便利な世の中になったものだ。

二人一緒に喜楽会館に入るのには躊躇いがあったので、俺が先に入った。しばらくして、俺が脱衣室に居るときオヤジも入ってきたようだ。店の人となにやら会話してる声が聞こえた。きっとオヤジも常連さんで店の人とも仲良くなってたんだろうな。嫌がおうにも俺の耳にも会話が聞こえた。

店員『あら、連チャンで来るの珍しいわね』
店員『さっき来た可愛い子とできちゃったの? 昨日も一緒だったでしょ』
店員『けっこう激しくやってたの聞こえたわよ、ほらこの部屋、個室の真下だから・・』
オヤジ『東京の子だって。旅先の情事ってわけだ(笑)』
オヤジ『今日は3階の個室がいいかな(笑)』
店員『そう言えば、この前の八代の子、3日位前に来てたわよ、残念ねぇ』
・・・・
俺はオヤジが脱衣場に来る前に静かに風呂に入った。

風呂場で互いに背中を流して洗い、湯船の中で抱き合った。お湯に浮かんだフワフワ感が気持ちいい。オヤジが俺にキスをする。白髪交じりの髭がチクチク俺の顔を刺激するのも快感だった。誰かが脱衣場に来たのがわかったので、急いで風呂をでて3階の個室へ向かった。

階段で一人の小柄な人とすれ違った。日焼けした肌に短髪、イカニモ系ではあるが目力が強い肉体労働系のオッサン、年の頃は40代前半くらいか。俺よりもかなり小柄な体型だったが威圧感があり、階段ですれ違う僅かな時間、多分1〜2秒もない位の間目が合い俺の体が止まったように思う。そして、その人に見送られるように俺はオヤジが居る個室に入った。

『ああいう人もタイプなんだぁ・・』 オヤジは俺の様子を見てたようだ。
『いや・・・そういう訳でも。。。』
『あの人は週末良く来てるらしいよ、前にも何度か、やってるところも見たことある』
『ああいう色黒ガッチビ系だし、一度見たら忘れないよ(笑)』
そしてオヤジは意地悪く、『後でやって貰えば・・・(笑)』と言う。

2日目ともなれば互いの好みも大体わかって、オヤジは最初から俺の感じる部分を執拗に攻めてきた。俺は思わず声をあげる。全身の力が抜けるように悶える中、オヤジが俺の中に入ってくる。大きくはないが存在感がある。ケツの奥の方をグイグイと上向きに突いてくる。多分、ああいうのが “当たってる” って言うんだろうなと思った。気持ち良くて何度もイッタ感覚に見舞われた。そして、オヤジが俺の腹をめがけてイッタ時には、既に、俺の腹の上は白いモノと先走りでべっとり濡れてた。オヤジが俺の上に倒れ込み、そのまましばらく一緒に寝た。
(つづく)

次は熊本。実は熊本県は親の転勤で高校時代に住んでたことがあるのだ。熊本市ではないが同じ熊本県のとある町。俺の心の奥深くにしまいこんで忘れもしない、高校時代に公園のトイレで初体験をした思い出の場所だ。福岡に着いたとき、熊本周りで行くのか大分周りで行くか迷った。でも、博多駅で時刻表を見ているときに熊本に先に行くのが何となく躊躇され大分に行くことを決めた。

熊本の喜楽会館はJR熊本駅から2km以上離れてて、ラブホが立ち並んでるエリア近くにあった。地図を見ると近くに病院があったので、そこまでタクシーで行き、そのあと徒歩で向かった。たしか3階建ての建物で大分や宮崎に比べると断然新しくて店内も綺麗だったかな。金曜日の夜だったのでそこそこ客が居るんじゃないかと期待した。

1階奥がラウンジでカウンター席もあって落ち着いた雰囲気。お風呂も少し広めで3〜4人位は入れそう。ロッカー室が脱衣場を兼ねてるので脱いで直ぐに風呂には入れるわけだ。6畳くらいの和室と個室が2階にあり、3階はもう少し大きい部屋が二つと個室もあったように思う。さらに、屋上に出ることもできた。他の喜楽会館にも行ったが、ここが一番綺麗だったんじゃないかな。

俺が入館した7時頃には既に6,7人かそれ以上の人が居たと思う。使用中のロッカーの数から何人居るのかがわかった。風呂に入りラウンジに行くとそこに居たのは2人だけで、他の人達は多分上の階でやってるんだろう。1人は柔道体型で短髪な兄貴ともう一人は白髪が目立つエロそうなオヤジ、年は50歳前後くらいだろうか。俺がラウンジに入ると2人から見つめられ、俺も思わず2人と目が合う。しばらくゲイ雑誌を読んで俺がラウンジを出て脱衣場の洗面に行くと、柔道体型兄貴が着いてきた。

「俺とやらない? だめ?」と小声で話しかけてきた。
なんだろう・・・当時、何故か俺は太めさんが苦手だったのでやんわりとお断りした。それでも兄貴はひつこく言い寄ってくる。そんな時に白髪のオヤジもやって来た。俺らをじっと見たので、兄貴は一旦諦めて退散した。オヤジは浴衣を脱いで風呂に入った。俺はどうしようか迷ったけど、俺も浴衣を脱ぐ。その時、さっきの兄貴がまた脱衣場に来たが、兄貴をちらっと見ながら俺は風呂に入った。

オヤジはビックリしたような顔をして俺を見た。俺は無視するようにオヤジの隣の洗い場に座りカラダを流したのだが、その間、オヤジは俺をジロジロ見ているのがわかった。ああいう状況ってなんかワクワクというかドキドキする。俺が先に洗い終わり湯船に入っていると、オヤジもしばらくして静かに入ってきた。何も隠さない裸体を正面から見ると、細めの割には意外とガッチリした筋肉質なカラダをしてて、亀頭までどす黒いイチモツは経験の豊富さを物語ってるようで興奮した。

オヤジの足が俺の足に触れた。そしてジワジワと足下から触る範囲が俺の股間に近づく。抵抗しない俺を見てオヤジは既に硬くなった俺のモノを握って・・。俺もオヤジの股間に手をやった。もうしっかり出来上がってる。オヤジが立ち上がって俺の目の前にモノを見せつける。俺は両手でそれを握って口に含んだ。そしてしばらく互いにしゃぶり合った。

「ここ来たの初めて?」
「個室取ってるんだけど上に行く?」との誘いに、俺は小さく頷いた。

オヤジが先に風呂を出て、俺はまだ勃起は収まってなかったが直ぐに続いて出た。すると脱衣場には兄貴が・・・。俺はオヤジに引かれるように2階の個室に行った。

部屋に入るなりにオヤジは俺の浴衣を脱がせて、さっきの続きを始めた。風呂場でヤッタ時より息もあがって興奮してるのがわかる。俺を布団に寝かせると、あとは貪るように俺のカラダを舐め回した。くすぐったいのと気持ちよさで声を出してよがったと思う。そしてケツに挿入されると激しく突かれた。部屋の外まで聞こえるんじゃないかと思えるほどバンバンと音をたてながら。。。

コトが終わった後は優しかったなぁ。
「大丈夫だったか?」
「君みたいな子とやれるの久しぶりだったから頑張っちゃった」みたいな事を言う。
そして、「また会えるかな?」
俺「明日なら。。。」
また会う約束をすると、オヤジは帰っていった。

その夜は、そのオヤジのことと昨日会った鹿児島の人の事を思い出しながら熟睡した。寝てる間に何人かから手を出されたが、疲れてたので無視した。

宮崎を出て途中都城に寄ってから鹿児島に入った。鹿児島の喜楽会館は、現在の鹿児島中央駅ではなくて鹿児島駅の近くにあった。昔は西鹿児島って言ってたが、鹿児島駅より西鹿児島駅の方が中心で大きな駅だっていうのは面白い。

鹿児島駅の周りには正直何も無かった 😝 夕方暗くなる前には着いたので仕方なく直接喜楽会館に向かった。う〜ん、大分よりボロい建物。本州の果てまで来たなぁって感じ。😝

受付を済ませると既に何人か客がいた。会員証は全国共通なので、登録料の 500円は必要ない。それでも2,000円以上もするわけだ。田舎だから仕方ないね。

20代で全国喜楽会館巡りなんて思いついたのは俺くらいしか居ないんじゃないかな。ボロい昭和の建物で夜な夜な盛り合える男たち楽園・・・楽園ってほど立派な場所じゃないが。そんなことを考えながら、三軒目ともなれば慣れたもの。

ロッカーで着替えをして風呂に入ろうとしたら誰か入ってる。待ってたら二人出てきた。何してたんだろうね、終わった後だったのかな。脱衣場なんて言えた代物ではない狭い場所で浴衣を脱ぎ風呂に入る。蛇口は確かに2人分あったが狭い。こんな場所に二人で入ったら肌が触れあってしまいそう。まぁそういう場所なんでしょう。

客は何人も居たけど、何となくみんな相手が居そうだった。俺一人、取り残された雰囲気でジロジロ見られるだけ。どうせ『あの子、新顔ねぇ、旅行で来てるのかしら』とか言ってたんだと思う 😝

そういう雰囲気の中でできるわけもなく一人悶々としてたわけだが、10時を過ぎる頃には俺一人になってしまった。なんか寂しい。飲めもしない缶ビールを飲んで布団に入った。でも、何故か眠れない。12時を回った頃、ピーンポーンとチャイムが鳴り客が来たのがわかった。何の理由もないが、エロ気分が抑えきれなかった俺は、しばらく布団の中で葛藤した後『よし、今来た人とやろう』と決めた、相手がどんな人であっても。

俺がロッカーに向かったとき、その人は風呂に入ってた。風呂の脱衣場はロッカーから丸見えの場所なので俺はそこに待機して、その人が出てくるのを待った。風呂のドアが開いてその人が出てきた。ロッカーに居た俺を気にすることなく露わな格好でカラダを拭きだした。俺はその人のカラダに目を奪われた。日本人離れした色黒な肌で、スレンダーな体に浮き出た筋肉。さらに、下半身の毛は剃っててツルツルだしダラリと垂れたイチモツ。カラダを拭き終わってロッカーに来るとき、その人は俺の顔を見てニコッとした。

その人が、何も隠すこともなく裸のままロッカーの荷物を整理しているとき、俺はその隣で浴衣を脱いだ。俺のモノはもう反応してて半勃起の状態だったが、何故か見られたとしても恥ずかしさはなかった。そして俺は風呂に入った。胸がドキドキして、モノも最高潮に勃起して・・・

頭からシャワーを浴びてるとき、ガタッとドアが開いて、その人が入ってきたのには驚いた。そして後ろからそっと手を回して抱きつき、一方の手は俺の股間の勃起物をしごきはじめた。耳元でささやく「可愛いね、食べちゃいたいわ」 容貌からは想像できなかったが、明らかなオネェ言葉。でも、俺はその人にカラダをまかせた。

両手で握っても亀頭が出るくらいの真っ黒な巨根。俺は夢中になってしゃぶったね。彼は俺のモノをしゃぶりながらケツ穴に指を入れる。「ここに入るかな」と意地悪く囁く。俺はまたぎゅっと彼に抱きついた。ちょっと待っててと言われて、その人は一旦風呂を出て再び戻ってきた。そしてまたシャブリ、ケツに指を入れた。「もっと気持ち良くしてあげる」

彼のモノをしゃぶってると、少しずつ気が遠くなるように感じた。彼がまたケツに指を入れたときは、さっきまでとは違う快感が全身を走った。狭い風呂場の床に寝かされケツを露骨に彼の方に向けられる。指を一本、二本・・・そして最後は自分のモノを押しつけてゆっくり挿入した。痛いんだか気持ち良いんだか、いや間違いなく気持ち良かった。

雲の上を歩くような浮いた気持ちは風呂を出た後も続いた。誰も居ない二人きりの部屋の中でマッパで抱き合い、そして何度となく挿入された。何回イカされたのかも覚えてない。彼が俺の中に居るとき、俺のカラダは彼の一部になったような感覚さえあった。

そう、これがドラッグ初体験の日だった・・と後でわかった。彼は何も言わなかったけど、何かを入れられたのは間違いない。二人ともマッパのまま抱き合って寝た。朝起きたとき、その人は「昨日は気持ち良かったでしょぉ、ああいうのは初めて?」と少し意味深なことを言った。「あなたのココも最高だったわ」とオネエ言葉を隠そうともしない。

また会いたいと思った、そしてまたヤリたいと思った。でも『ああいう場所で知り合った人のことはその日だけで忘れた方が良い』という言葉が思い出されて、俺からは何も言えずに喜楽会館を後にした。

にしても、不思議な人だったなぁ。夢の中の出来事だったんじゃないかと思ったりした。顔つき、体つきからすると多分ハーフだったんだろうな。色んな思いをしながら、次の目的地、熊本に向かった。

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