“トコロテン” って言葉を知ったのはゲイ雑誌「薔薇族」か創刊間もない「バディ」だったと思う。押し出される感じから、その意味は直ぐにわかった。でも、実際に、本当に押し出されるように白液が出るのだろうか。記事の内容からすると、ケツを突かれて気持ち良くなってイク・・という感覚。正直、その当時はまだケツを掘られただけでカラダが快感を感じる程では無かった。セックスという行為自体に興奮してて、ケツを掘られる痛さを痛さと感じなくなっていただけのように思う。まぁ、本来は排泄器官なわけで、そこに硬い男根を入れるなんて痛くないはずが無い。😆

“トコロテン” は掘られてる最中にマラをしごかれること無しにイク状態、とするなら、初体験は26歳の時だ。なぜ覚えてるかというと、相手の親父さんに『おぉ、イッタんか。トコロテンやぁ』と言われて少し恥ずかしい思いをしたと同時に、また一歩新しい世界の扉が開かれたような感覚になったから。場所は上野大番。日曜日の夕方、たまたま出かけた上野で帰りにふらっと寄ってみた時だ。客が少なくなってから3階の通路のような小部屋でやられた。小柄で頭が少し薄く腹がどっぷりと出た40代位の親父だった。

その親父が地下の風呂場から俺の後をついてくるように3階に上がってきたのはわかっていた。直ぐに帰るつもりだったので抜いてくれるならいいや・・・と軽い気持ちで、暗がりから現れた親父にいきなり手を出されたときも抵抗しなかった。壁に押し寄せられて胸元を開かれ、乳首から下半身に向かって愛撫された。執拗にしゃぶられるうちに足がガクガクしてきて、その場にしゃがみ込んだ。あれが腰砕けで立ってられない・・って感覚だったのかな。親父はかなり興奮している様子で鼻息荒く俺を攻め立てる。俺も親父の股間に手を伸ばしてみると・・・マラは少し小ぶりだがガチガチに硬く上反り。

俺に乗っかるようにして首元から脇の下を舌で攻めてくる。同時に俺の股を開くように両足の間に入り込んだ。俺も太め親父の重さを感じながら少し足を立てるように開く。『ケツできるんか?』と小声で聞かれるが俺は答えない。まぁ、あの状態でダメとは言えないし、親父もわかってたはずだ。

親父は俺の両足首をつかんで大きく股を開くように持ち上げ、何度か腰を動かすと、親父の上反りマラガ俺のケツ穴をとらえた。親父は小刻みに腰を動かし時折ぐっと奥まで押し込む。俺はその時、いつもとは違う感触を味わい、何かピンポイントで “当たる” 感じがした。グッと押し込まれると声を出さずにいられないほど感じた。きっと、上反りの硬いマラがピンポイントで前立腺を刺激したのだろう。

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掘られる前から勃起してた俺のマラは治まるはずが無い。そのまま突かれて気持ち良くなってきて、小便を我慢してるときのような感じをケツの奥の方で感じた。親父は腰を小刻みに動かしながら、俺に抱きつくように乗っかった。両手を上にあげて押さえられ、カラダを擦り付けるようにして俺の首筋を攻めた。その時、カラダとカラダの間に挟まった俺のマラは嫌が応無しに親父の腹で刺激される。手でしごかれなくても親父の腹でしごかれてるのと同じような状態になって、俺は「イキそう」と声を漏らしたと思う。

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俺らの行為を見ていた別の人が両手を挙げたままの俺の頭側に来て両乳首をつねって刺激する。親父がカラダを起こして、俺の太ももを押さえつけるように股を開き掘り続けてると、親父の腹が俺の玉袋に当たってマラを刺激すると同時に、ケツの奥の方からこみ上げてくる快感に耐えられずに、何かが放出されて全身が宙に浮いたかのような快楽感を味わった。夢精の瞬間の快感や、我慢してた小便をやっと出したときのような安堵感と開放感だったかなぁ。もちろん、それにイッタ時の快感も同時にあったので、それまでに経験したことが無いほど気持ち良かったのは間違いない。

『おぉ、イッタんか。トコロテンやぁ』と親父が言う声が聞こえて、何故か恥ずかしい気持ちになった。だが、カラダはまだ2人の親父に捕まれていたので自由に動かせない。いや、快感のあまり自分のカラダを自分で動かせなかったのかもしれない。親父に突かれる度に波打つように襲ってくる快感。多分、数回にわたって射精したのだと思う。2人の親父達の目の前で、溜まっていたモノを全部押し出された感じだった。

親父がティッシュで俺の腹の上を拭いてくれた。『溜まってたんか? いっぱい出たねぇ。若い子は元気で良い』と言いながら、しばらく経っても治まらない俺の勃起マラをペロっと舐めて口に入れた。敏感になってた亀頭を攻められて俺はカラダをくねらす。イキそうな感覚になるが、もう出るモノは何もなく、ケツの奥の方に残る気持ちよさとマラの膨張感だけを感じた。

この話、随分前に掲示板に書いたことがある。その時のコメントで『本当のトコロテンは勃起してなくてもイク』と書かれてた。『勃起しなくてもイク』ことは想像もできなかった。上野大番での経験は、親父にしごかれはしなくとも親父の腹が俺のマラに当たって刺激し続けてイッタのかもしれない。「本当のトコロテン」をやってみたいと思ったのだが、それを初めて経験したのは前記事に書いたエネマグラを使った時だった。

上野大番で経験した後、新宿ビジネスインに行くようになってから「トコロテン」を何度か経験した。ケツとマラの相性とでも言うか、掘られてる最中にイッタのは特定の相手とやったときだけで、毎回イクというわけでもなかった。体調や溜まり具合、精神状態、その場の雰囲気も影響してたのだと思う。エネマグラを経験した後、勃起無しでイッタことも何度かある。上野 ICHIJO でも、バンコクのゲイサウナでも経験した。今思うと、掘られながらイッタ時の快感の程度は勃起の有無に関係無かったんじゃないかと。。。😅